姫と年下王子たち
「お待たせっ」

「じゃあ、帰ろうか」

「うん!」



帰り道。


そうは言ったものの、秋月さんがなぜいきなりあんなにシフトを減らしたのかが、ずっと頭の中でモヤモヤしていた。


もし、本当に俺が昨日言った一言が原因なら、謝らないといけないし…。

本気で叱ったわけじゃないから、安心してって。



今日は気温がぐんと低く、北風が頬に刺さるように冷たかった。
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