姫と年下王子たち
あのとき…、俺がどんな気持ちで別れを告げたかも知らないで。


それで、今さら好きだなんて言われても、どうしようもできない。


「悪いけど、由香里の気持ちには答えられない。もう俺、本気で好きな人がいるから」


俺の心は、秋月さん1人と決めている。

この気持ちは、決して揺るぐことはない。



ちょうどそのとき、俺が乗るつもりの電車がホームに入ってきた。
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