姫と年下王子たち
なんで、絢斗と初詣に…。


と思うあたしの隣で、まるで初めて夜更かしをした子どものように、絢斗はテンションが高かった。



神社に近づくにつれて、あたしたちと同じような参拝する人が多く見えるようになってきた。


その人の数は徐々に増していき、神社に着いたときには境内はごった返していた。


小学生くらいの子どもを連れた家族。

中に何枚も着込んでいるのか、着太りをしている老夫婦。
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