姫と年下王子たち
「安心しろ。お前の運は、今日だけだから」


…うわっ。

今年も変わらず、毒舌だ…。



列は長く、参拝の順番がまわってくるのはまだまだ先。


「ひなちゃん、今日1人できたん?」

「ううんっ」


なので列に並びながら、桔平くんと長谷川くんと立ち話をしていると…。


「てめぇら、なに人の女に気安くしゃべりかけてんだよ」


そこへ、顔をしかめた絢斗が戻ってきた。
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