姫と年下王子たち
「…長谷川くーん!!絢斗ーっ!!桔平くーん!!」


ただひたすら、その場で3人の名前を呼び続けることしかできなかった。


もしかしたら3人とも、もう下まで滑ってしまったかもしれない。


この視界の悪さだし、あたしがいなくなったことに気づかず、そのまま行ってしまったことも十分考えられた。

…たぶん、その可能性が一番高い。


そう思うと、もう…途方にくれるしかなくて…。
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