姫と年下王子たち
これからあたし…、どうなっちゃうんだろう……。


そんなことを考えたら、勝手に涙が溢れ出した。


…グスン


「長谷川くーんっ…。絢斗ぉ~…。桔平くーん……」


さっきよりも力はなく、涙声で呟くようにそう叫んでいた。


ウェアを着ているのに、この吹雪のせいで、体が芯から冷え始めてきた。

徐々に、足も重たくなってきた…。


もう…ダメかもしれない。
< 2,561 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop