姫と年下王子たち
しかし顔と名前を覚えられて、無視するわけにはいかない。


とりあえず、笑顔を振りまく。


一応、接客業だし。


そうだっ。
秋月さんに皿洗いを頼まないと。


新人なら一度はやる、皿洗い。

今のうちにさせておくか。


「秋月さんっ」

「…あ、はい」



俺は秋月さんを呼ぶと、そのついでにさっきのミスの注意をした。


「…はい。…申し訳ありませんでした……」
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