姫と年下王子たち
俺は脇に体温計を挟み、風邪薬と水の入ったペットボトルを受け取った。



ピピピ!


3分くらいして、脇から機械的な音が聞こえた。


「…げっ!!39度7分っ!?高熱じゃん!」

「そうみたいやな…。…だって、めっちゃしんどいもん……」

「こんなに熱が上がるまでボードするなんて、お前バカだろー!」


絢斗は、横でケラケラと笑う。


…うるさいなぁ。
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