姫と年下王子たち
黄色の水玉模様が描かれてある、透明のビニールのラッピングに包まれているチョコレートケーキ。

それをスタッフのみんなは、快く受け取ってくれた。


さっさと更衣室に入ってしまった長谷川くんには、帰り道で渡した。


みんなに配ったものとは違い、雪の結晶の模様が描かれてあるラッピング。


「なんか、俺だけ違うのは気のせい?」

「…えっと。長谷川くんには、甘さ控えめに作ってみたの」
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