姫と年下王子たち
そうは思いながらも、俺はホールに戻った。



「長谷川く~ん!」


また客に呼ばれた。

見ると、おばサマ軍団だった。


確か、このおばサマ軍団…。

店長目当てだったよな。


「今日も店長いる?」

「キッチンにいますよ!」

「それなら、これ…渡してもらえる?」


渡されたのは、薄いピンクの手紙だった。


「これは?」

「イヤンっ♪そんなの聞かないでっ!」
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