姫と年下王子たち
「…………!!」
顔の真横でナイフが鈍く光り、あたしは思わず息を呑んだ。
「タカシ!!…てめぇ、ひなを離せっ!!」
「せっかく捕まえた獲物を、そう易々と手離すかよ!」
絢斗は、舌打ちをした。
「それに、俺はもうあんたの部下じゃない」
ナイフの刃の先を、絢斗に向けるタカシくん。
「俺はレイジさんの部下だ。あんたに指図される筋合いもねぇ」
顔の真横でナイフが鈍く光り、あたしは思わず息を呑んだ。
「タカシ!!…てめぇ、ひなを離せっ!!」
「せっかく捕まえた獲物を、そう易々と手離すかよ!」
絢斗は、舌打ちをした。
「それに、俺はもうあんたの部下じゃない」
ナイフの刃の先を、絢斗に向けるタカシくん。
「俺はレイジさんの部下だ。あんたに指図される筋合いもねぇ」