姫と年下王子たち
そんな絢斗が信じていた部下の1人のタカシくんが、まさか白虎の副総長で、黒龍に潜入していたスパイだったなんて…。


裏切られた絢斗の気持ちを思うと、胸が痛かった。



「どうやら、ほんまに1人できたみたいやな」

「当たり前だっ!!俺は嘘はつかねぇ!だからレイジ、ひなを離せっ!!」

「俺に、そんな偉そうな口利いてもいいと思ってんの?この女がどうなっても知らんで?」
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