姫と年下王子たち
あたしの頬に、ナイフがあてがわれた。


「少しでも動いたら、白い肌が傷物になるぜ?」


そうタカシくんが、あたしの耳元で囁いた。


「タカシ…やめろ!!レイジ、恨みがあるのは俺だろっ!?ひなは関係ねぇ!!」

「確かに、お前の言う通りや。でもな、この女がいた方がおもしろいねん」

「おもしろい…だと?」

「ああ、そうや。…お前の恐怖に震える顔が見れるからなっ!」
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