姫と年下王子たち
「…なんで!?どうして…!?」


白虎のメンバーは、100人近くはいるだろうか…。


あんな大人数に囲まれて、その真ん中で構えもせずに突っ立っているなんて、「どうぞ殴ってください」と言っているようなものだ。



「フッ。男としたら上出来やけど、総長としたら情けへんな」

「うっせー」


レイジは、絢斗の肩に手を置いた。


背の高い絢斗でも、レイジの隣に立つと小さく見える。
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