姫と年下王子たち
本当に絢斗…、自分の置かれている状況がわかってるのかな…。

それに、お願いって…。


「しばらくの間さ、…目つむっててくんねぇ?」

「…え?」

「だーかーら、俺がいいって言うまで、目つむってて!」

「目をつむる…?こ…、こう?」


あたしは、試しに目を閉じてみた。


「そうそう!いいか?絶対に、目開けんじゃねぇぞっ」

「…わ、わかった!でも…なんのためにっ?」
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