姫と年下王子たち
白虎のメンバーを押しのけて、あたしは絢斗のそばに駆けつけた。


「…絢斗!!」

「……ひ…な…」


絢斗はぐったりと、あたしに倒れかかってきた。


「絢斗…!?…しっかりしてっ!」


その光景を見て、レイジは首を傾げた。


「なんで、この女がここに?タカシはなにしてんねんっ」


そこへ、ナイフを手にしたタカシくんが追いついてきた。


「ハァ…ハァ…ハァ…。レイジさん…」
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