姫と年下王子たち
俺らにとっちゃ、バレンタインデーなんて迷惑な日。


そりゃ、1つももらえねぇよりはマシだけどよ。


…こんな大量にもらったところで、どうしろっつー話だ。



「お前らもモテるねー」


俺は机で頬杖をつきながら、翼たちの様子を眺めていた。


「とか言う絢斗も、相変わらずの多さだろっ」


翼が俺の隣の席に座った。


「あれ?翼、なんか今年少なくねぇ?」
< 2,820 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop