姫と年下王子たち
ダイスケの力強い返事を聞いて、俺は微笑んだ。

こいつになら、安心して後を任せられる。


こうして俺は、今この場をもって、5年間の黒龍総長の座に幕を下ろした。



それから2週間後。


「絢斗さん、…大変っすー!!」


メンバーの1人が、慌てて病室に飛び込んできた。


「バカ!ここは病院だっつーの!もっと静かにしろっ」

「…すんませんっ。でも、驚くような話を聞いて……」
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