姫と年下王子たち
「…絢斗さんが、フツーの高校生っ…!?」


そいつは驚いて後ろへ仰け反り、イスから転げ落ちた。

けたたましい音が病室に響く。


「なに驚いてんだよー。俺はもともと、“高校生”だっつーの!」

「…そ、それはそうっすけど。…でも、またなんで?」



俺は今回の事件を機に、改めてひなのそばにいたいと強く思った。


今までは、高校卒業して、親父の下に着いて…。
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