姫と年下王子たち
でも、毎日必死に勉強する絢斗を、あたしも応援しようと思った。



「いってきます!」


そんな変化もありながら、あたしもまたいつもと違う朝を迎えた。


あたしは黒のスーツに身を包み、朝早く家を出た。


スーツを着るのは、大学の入学式以来。

リビングで散々翼に、「スーツが似合ってない!」と爆笑された。


そのせいで、朝から少し機嫌が悪い。


似合ってないのは、自分でもわかってる。
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