姫と年下王子たち

どうやら元男子高からの先生が多く、あたしが通っていた頃の女子高の先生は、残念ながら見当たらなかった。



「あなたが秋月さんねっ。どうぞこちらへ」


中年の女の先生に手招きをされて、職員室の奥にある応接室に通された。


中へ入ると、すでにあたしと同じスーツ姿の学生が５人、応接室のソファーに座っていた。


ここにいるみんなは、全員教育実習生。

男子３人、女子３人の計６人だ。