姫と年下王子たち
…そこに、笹野くんの顔が現れた!



「あー!」

「思い出したっ?」


笹野くんの問いに、首を何度も縦に振る。


…やっと思い出したっ!



あれは、高校1年生のとき…。

当時仲のよかった友だちと、その彼氏と遊んだことがあった。


その友だちの彼氏というのが、笹野くん。


「カツミ~♪」

って、友だちが呼んでいた。


笹野くんと遊んだことがあるのは、単なる成り行き。
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