姫と年下王子たち
友だちと笹野くんは、それから数ヶ月後に別れたから、それ以来あたしの記憶から笹野くんは消えていた。


まさか数年後、このような形で再会するとは…。



「あのときと雰囲気が違うから、なかなか思い出せなかった…」

「ほんと?でも秋月ちゃんは、そのままだねっ」


そうだ…!

あたしは笹野くんに、“秋月ちゃん”と呼ばれていたんだった。


まるで、coco-toの店長みたい。
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