姫と年下王子たち
青のジャージを着たガタイのいい男の先生が、元気よく入ってきた。


パッと見て、すぐに体育の先生だとわかる。


「は、はい!僕が笹野です!」


そうして笹野くんは、その先生といっしょに応接室から出て行った。


そのあとも続々と教育実習生の名前が呼ばれて、先生に連れられて行った。


…応接室に残されたのは、あたしだけ。



「秋月さん、お待たせしました」
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