姫と年下王子たち
やっぱり桔平、秋月さんを…。


『お前、秋月さんに手出したの?』


俺は、単刀直入に聞いてみた。


どうせ桔平のことだから、もうとっくに秋月さんに…。


『いや、まだ』


意外な答えが返ってきて、俺は少し驚いた。


へ〜。

あの桔平でも、“我慢”って言葉は知ってるんだ。


『あ、そうなの?』

『うん。あと、ちょっとやってんけどなー』


やっぱり、未遂は犯していたか。
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