姫と年下王子たち
早く、3人と仲直りしたいという思いとは裏腹に、もうこれで関係は終わったという気持ちが交差する。


近ごろの休日は、絢斗が勉強道具を持って、あたしに勉強を教えてもらいに家にきていた。

…でも、今週はこなかった。


やっぱり…とは思ったけど。



「ねーちゃん、あいつらとなんかあった?」


あからさまに落ち込んでいるあたしを見て、翼があたしの部屋にやってきた。
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