姫と年下王子たち
笹野くんが言っていた、あの言葉…。


実際には、あたしと桔平くんを引き離すための企みだった。


キスをして、執拗に笹野くんがあたしに迫ることで、あたしの気持ちを完全に笹野くんに向けさせつもりだった。

あたしが笹野くんを好きだとわかったら、桔平くんはあたしを諦めると思って。


そのために、美姫ちゃんは笹野くんに話を持ちかけた。


協力してくれるのなら、好きなときに自分の体を差し出すと言って…。
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