姫と年下王子たち
あたしが家を出て、塾から帰ってくると絢斗が家にきていて、その間に翼がイメチェンしていた。


お願いだから、絢斗みたいなバカにはなってほしくないのが、姉の正直な気持ち。



「そういえば、今日はなにしにきたの?」


あたしは玄関で、自分のパンプスと絢斗と咲斗の脱いだ靴を並べる。


絢斗の家は桜乃高校から近い場所にあり、あたしの家へはいつも単車に乗ってくる。
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