姫と年下王子たち
あたしの両親はよく、絢斗の両親と旅行に出かける。


…今年で何回目?

と思うほど、帰ってきてはまた突然旅行に行っている。


だからそういうときは、たびたび神龍寺兄弟が泊まりにきていた。



「そっか。じゃあお昼ご飯作らないと」


あたしはキッチンに向かう。


「オレ、カレーがいい♪」

「俺は、ステーキ~♪」

「俺は、寿司っ♪」


みんな意見がバラバラ。
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