姫と年下王子たち
なにを言われるのかと思い、ビクビクしていると……。


「ダーメっ」


笑顔で答える店長。


「え…?」


思わず、拍子抜けしてしまった。


「秋月ちゃんは、ウチの大事なスタッフなんだから、辞めてもらっちゃ困るよ~」

「でも、あたし…本当にっ」

「無理して入らなくたっていいよっ。今でも、問題なくシフトが組めてるから」

「けど…」

「それともほかに、辞めたい理由でもあるの?」
< 3,299 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop