姫と年下王子たち
…ギクッ。


店長は、まじまじとあたしの顔を覗き込む。


辞めたいわけじゃない…。

あたしだって、coco-toが好き。


でも…。


「長谷川くんと、ケンカでもした?」


店長の言葉に、あたしは目を見開ける。


「え゙っ…。ど、どうしてですか…!?」

「なんとな~く、そう思っただけ。でも、どうやら当たりみたいだね」


店長は、ニヤリと微笑む。
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