姫と年下王子たち
桔平side
『ただ今、留守にしております。ピーと鳴ったら、お名前とー…』
ピッ!
携帯から流れる機械的な音声を最後まで聞く前に、俺は電話を切った。
「はぁ~…」
ふてくされて、机に開けた参考書の上に顔を伏せる。
教育実習以来、ひなちゃんとは会えてへんし、連絡も取れへんくなった。
たまに電話してみるけど、さっきみたいな留守番電話に繋がるだけ。
ほんまひなちゃん、なにしてるんやろ…。
ピッ!
携帯から流れる機械的な音声を最後まで聞く前に、俺は電話を切った。
「はぁ~…」
ふてくされて、机に開けた参考書の上に顔を伏せる。
教育実習以来、ひなちゃんとは会えてへんし、連絡も取れへんくなった。
たまに電話してみるけど、さっきみたいな留守番電話に繋がるだけ。
ほんまひなちゃん、なにしてるんやろ…。