姫と年下王子たち
そして、最後にオッサンに釘を刺した俺は、美姫といっしょに今きた電車に乗り込んだ。



「楽しかったー♪でも、なんか疲れちゃった」


いつもと同じ美姫に戻り、ぐーんと腕を伸ばす。


電車を降りて、今は美姫を家まで送ってる最中。

見上げると、夜空にはキレイな三日月があった。


自然と無言のまま、街灯が灯る道を歩く。


「今日は、ありがとう」


ふと美姫から、そんな言葉が聞こえた。
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