姫と年下王子たち
尋ねようとした俺の唇に、美姫はそっと人差し指を添えた。


「美姫、絶対桔平を後悔させてやるんだからっ」


後悔…?


まるで小悪魔のように、意地悪く微笑む美姫。


「もっといい女になって、あのとき付き合っておけばよかった…!って、後悔させてやるんだからっ」


…ああ、そうかっ。

そうゆう意味の、後悔か。


「そのころに美姫を好きになったって、もう遅いんだからね!」
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