姫と年下王子たち

絢斗side

「…ぷっ。アハハハハハ!」

「似合わねー!!」

「なに、その髪っ」


いつものように夏期講習のために学校へ行くと、会って早々、桔平、翼、涼に笑われた。


前から思っていたけど、ほんとこいつら…失礼なヤツだな。


「ってか、だれ?」


涼の冷たい視線が飛んでくる。


「俺だよ、俺っ!俺に決まってんだろ!」


スクールバッグを机に投げつけ、ドカッとイスに座る。
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