姫と年下王子たち
俺たちは、森ティーを囲むようにして横一列に並ぶ。


ふと森ティーは、俺を見上げた。


「あなた…、神龍寺…くん?」


森ティーはズレた銀縁メガネをかけ直しながら、首を傾げる。


みんなして、なんだよっ。

しかも、森ティーまで!


俺の髪が変わったからって、森ティーはまるで珍しい生物を見るかのような目で、まじまじと俺を眺める。


「で、なんの用事?」
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