姫と年下王子たち
俺は早く教室に帰って、昼メシを食いたかった。


これで、時間のかかる用事だとか言われたら、こなきゃよかったって絶対に思うだろう。


「すぐに済む用なんだけどね」


その言葉に少し安心する。


森ティーは、広げていた4枚の紙を1つにまとめると、机の上でトントンと整えた。


その用紙は、さっき俺らが職員室に入ってきたとき、森ティーが険しい顔をして見つめていたものだ。
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