姫と年下王子たち
すると、メガネのレンズの奥にある森ティーの瞳が、俺を捕らえた。

そして、真剣なまなざしを送られる。


「神龍寺くん。あなた、第1志望のレベルをもう少し下げた方がいいんじゃない?」


…へっ?


俺は、目が点になる。


第1志望を明煌大学じゃなくて、別の大学にしろって…?


「…なっ、なんで!?」


当然意味がわからず、反抗したくなる。


しかも…。
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