姫と年下王子たち
俺の中で、一気に焦りが生まれる。


「無理ではないと思うけど…。この時期にD判定だと、少し厳しいわね。あとは、神龍寺くんの今後のがんばり次第ね」


そう言われ、俺はガックシと肩を落とした。



「失礼しました…」


しばらくして、森ティーとの面談も終わり、俺らは職員室を出た。


「まぁ元気出しぃや、絢斗!」


俺を励まそうとしているのか、桔平が俺の背中を叩く。
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