姫と年下王子たち
この量を明日までにやってこいなんて、先生も鬼だっ…。


今日はカテキョがないから、わからない問題があっても聞けねぇ。


だから今この時間に、難しい問題は桔平と涼に聞こうと思って、食堂のテーブルに問題集を広げている。



「けど、ほんま絢斗って勉強するようになったよな~」


桔平が器用に、クルクルとシャーペンを回す。


「当たり前だろっ。明大に行くって決めたんだから」
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