姫と年下王子たち
「そこをなんとかっ…!女子があと1人足りないのっ」

「ダメなものは、ダーメっ!」


由香里を除くあたしたち4人は、正門まで歩く。

由香里は、今日も撮影でいない。


そのとき、正門で人だかりができているのが目に入った。


「…なんだろ?」


あたしたちは不思議に思いながら、歩み寄る。


「「キャーッ♪」」


人だかりに近づけば近づくほど、女の子たちの甲高い声が聞こえる。
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