姫と年下王子たち
「この大学で、どれだけ探すの苦労したか…」


…ちょ、ちょっと待って。

やっぱりあたし、この声…聞いたことがあるんだけど……。


妙に、心臓がバクバクする。


あたしは思い切って、伏せていた顔を上げた。


すると、そこにいたのは…。


「ひ~なっ♪」

「ひなちゃん!」

「秋月さん」


紛れもなく、…あの3人だった。


あたしは、バッチリと3人と目が合ってしまった。
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