姫と年下王子たち
本当に久しぶりに見る、絢斗、桔平くん、長谷川くん。


あたしは、徐ろに後ずさりをしていた。


次の瞬間っ…。


「…う、うわぁ~…!!」

「ちょっと、ひな…!どこ行くの…!?」


まるで幽霊を目撃してしまったかのように、あたしは友だちが止めるのも聞かずに、無我夢中で走っていた。

…というより、逃げていた。


自分でもよくわからないけど、なぜかあの3人から遠ざかろうとしている。
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