姫と年下王子たち
「も〜…、ひな。急に走り出して一体どうしたのー?」


メグたちも、あたしに追いついた。


すると、絢斗は突然身を屈めると、あたしを下から持ち上げて、お姫様抱っこをした。


ちょ…、どうするつもり…!?

みんなの目の前でっ…。


しかも人がいっぱいいる、こんなキャンパス内でっ…!!


周りを歩く人が、一斉にあたしに視線を向ける。


注目の的だ…。
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