姫と年下王子たち
絢斗はいじけたように、口を尖らせる。


…まったく。

受験生の大事な時期だっていうのに、勉強と恋愛どっちが大切なんだか…。


だけど絢斗の言う通り、あたしは今までにないくらい…3人のことを意識している。


そんなときに、絢斗以外の2人でデートでもしたら、もしかしたら本当に好きになってしまうかもしれない。


あたしがそう思っていることを、絢斗は心配していた。
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