姫と年下王子たち
今現在D判定である絢斗が、C判定を飛び越えてB判定を取ることは、かなり過酷な条件。


でもそうでもしてくれないと、あたしも安心して、絢斗とデートなんかには行けない。


デートをするなら、勉強のことを心配しながらじゃなく、純粋に楽しみたいし…。


だから、絢斗にはB判定を取ってほしかった。



「どう、絢斗?…できる?」


あたしは、絢斗の顔を覗き込む。
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