姫と年下王子たち
てっきり落ち込んでるかと思いきや、そんな厳しい条件にも関わらず、絢斗は顔色ひとつ変えなかった。


「それでひなとデートできるなら、楽勝だっつーの!」


C判定さえ取ったことのない絢斗にとって、B判定の壁は、決して簡単に越えられるものではない。


しかし、その壁を絢斗は怖じ気づくどころか、真正面からぶつかろうとしていた。


そんな無茶なことでもやろうとするところが、絢斗らしい。
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