姫と年下王子たち

絢斗side

「おはよ~…」

「おは…、えっ!?どうしたの…絢斗!?こんな時間なんかに起きて!?」


寝起きのくしゃくしゃヘアのまま台所に行くと、おふくろは口をあんぐりと開けて俺を見ていた。


「今日は日曜日でしょ…?あんたが休日に、こんなに早く起きるなんて…。今日は大雨かしら?」


窓の外を眺めるおふくろ。


いちいち、うっせーなぁ。

俺だって、早起きくらいするっつーの。
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