姫と年下王子たち
体の調子も絶好調で、寝不足という感じもない。


予定起床時間は7時半だったけど、二度寝もできずに、こうして下に下りてきた。



「今日、大事な用事でもあるの?」


おふくろが俺の目の前に、白飯と味噌汁と焼き魚を並べる。


「べつに~。ちょっと出かけるくらい」


俺は、ひなとのデートのことは言わないでおいた。

もし言ったら、絶対にちゃかすに決まってるから。
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