姫と年下王子たち
急いで、味噌汁で流し込む。


「あ~あ~、そんなに慌てて食べるから~」


おふくろは、俺に水の入ったコップを手渡す。


…いやいや。

べつに、慌てて食ってたわけじゃねーし。


おふくろが突然そんなことを言ってくるから、それでビックリしてっ…。


ていうか…。


「…どうしておふくろが、そのこと知ってんだよ?」


俺、親父にも咲斗にも言ってねぇのに、なんでおふくろがっ!?
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